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第369回 噺の会じゅげむ定期公演 

 第143回 高槻市民寄席  

と き  令和8年3月22日(日) 午後2時開演

ところ 高槻市立生涯学習センター 1階 展示ホール

共 催 高槻市立生涯学習センター/噺の会じゅげむ


寄席の会場は、高槻市役所の隣にある

高槻市立生涯学習センターです。3月も

下旬ともなると、徐々に春らしい気候に

移りつつありますね。天気は、朝のうち

は晴れていましたが、午後はずっと曇り

空だったように思います。


開演は午後2時なのですが、参加のメン

バー達は、午前10時30分から会場設営

を開始します。何も無い、だだっ広い展示

ホールに、資材倉庫から客席の椅子と

高座用の机等々を大急ぎで搬入し、手分

けして配置をしていきます。


落語を披露する舞台となる高座も、強度

と見栄えが重要なので、念入りに組み上

げます。この高座という言葉は、元は僧侶

が説教をするために座る高い台から来て

います。今さらながら、落語と仏教の深い

つながりを感じさせますね。


高槻市民寄席の高座が完成しました。

高さといい強度といい、申し分のない

高座ではありませんか! この形の

高座になるまでは、試行錯誤の連続

でしたが、これからも、ドンドン進化して

いくのでしょう。


後方から見た設営後の寄席会場の

全景です。今回の司之助代表の予想

入場者数は、「180人くらいかな」と

いうことで、ちょっと多めの196席を準備

しました。さて、この予想はどうなりますで

しょうか・・・。


会場の設営作業が終われば、お客さん

にお配りするプログラムとチラシ類の

準備になります。ナンバリングで通し

番号を振ったり、配りやすいように、

一組ずつ組み合わせたりと、なかなか

手間のかかる作業ではあります。

  


今回もくじらいだー@さんのブログを引用

させていただいています。
(以下の青字)


開演1時間前から多くのお客様が開場を

お待ちかね・・・ありがたいことです。

その期待と熱気に応えようと各演者が

手ぐすね引いて待っています。

  


多くの方々に来場していただいて、会場

の客席もほぼ埋まって来たので、少し

早めに開演するための告知を、今回出番

の無い潮吹亭くじらさんに、前説として

やっていただきました。この前説というの

は、意外と難しいものです。


その間も、続々とご来場に・・・。

30数年前を思い起こせば、開演時間に

なっても、入場者ゼロということもありまし

た。今では、おかげさまで、開演時間前

から多くのお客さんに来ていただける

ようになりました。


本当に、このところは、「席がなくな

る」・「いい席に座りたい」といった

お客さんが増えてきたのか、来場される

時間が早くなってきたように思います。

開演時間前に客席はほぼ満員となり、

受付のメンバーもほっと一息です。


ということで、今回も予定時間よりも

少し早めに開演させていただきました。

「待ちかねた!」というお客さんの

熱気を感じます。「継続は力なり」

という言葉を実感しています。とにかく、

うちの会も34年目になりますから。


一席目は、寿亭司之助さん。ハッピ姿

で高座に上がったのは、単に、脱ぎ忘れ

ていたからだそうな。演目は、「紀州」。

江戸時代の徳川将軍のお世継ぎ騒動を

落語に仕上げたものです。御三家の大名

といえども、所詮は人間ということですね。


日本人の美徳が裏目に出て将軍になり

損ねた尾張徳川家。かの「暴れん坊

将軍」はこうして誕生した!

ちなみに、司之助さん。このネタの

サゲの一言が小気味よくて、大好きだ

そうです・・・。

   


二席目は、高月亭すばるさん。演目は、

「持参金」です。男やもめの主人公が

借金を返すために無理な縁談を引き

受けることになるのですが、これが意外

な展開に発展します。世間は狭く、お金

の不思議さというものを感じさせます。

   


ある意味、後味の良くない噺ですが、

すばるさんのマイルドな語り口に

救われています。他のメンバーが

演らないネタを現在準備中。落語に

取り組む姿勢がかなり意欲的です。


今回のお茶子さんは、久しぶりに

志熨家かりん、寿亭さや豆の母娘

コンビの復活です。さや豆さんも

中学生になってから、何かと忙しい

ようです・・・。


三席目は、梅小鉢晩酌さん。演目は、

「狸の紹介」です。江戸落語の柳家

花いちさんの創作落語で、助けられた狸

が、主人公の男に恩返しに来るという噺。

さて、狸が紹介してくれたのは・・・。晩酌

さんワールドが楽しめる一席でした。


コラム「晩酌のアテにならん話」に

よりますと、このネタを仕上げるのに

「ChatGPT」を駆使したとのこと。

アナログ人間の集まりである当会に

とってはまさに「革命」ですね。なる

ほど見事に心地よい高座でした。


今回は、司之助代表の予想を上回る

入場者191人の大入満員となりました。

当会の大入りの基準は、初期の頃は

入場者20人以上でしたが、平成10年

頃からは、入場者が急増し始めたので、

100人以上ということにしています。


四席目の中トリは、三流亭志まねさん。

演目は、江戸落語の「もぐら泥」です。

もぐらのように地面に穴を掘って木戸の下

から手を突っ込み、施錠を外して侵入する

泥棒の噺です。ところが、家の中では主人

がまだ仕事をしており、その手を見つけて

 


縛り上げてしまい、泥棒は身動きができな

くなって、大慌てをします。

上方の「おごろもち盗人」との大きな

違いは、見台を使うか使わないか。

やはり、見台を使わない江戸流の方が

体勢的にしんどそうですな。


ここで中入りの休憩となります。

この会場の展示ホールは、基本的には、

絵画などの作品展示に使われる場所で、

可動ウォールで自在に仕切りを作ること

ができます。うちの寄席では、舞台そでの

楽屋を作るのに活用しています。


この日の差し入れのお菓子は、くじらさんの

奈良のお土産で、「さなえちゃん・苺の

ショートケーキ風味ラングドシャ」です。

歴代の総理大臣をキャラクターにしたもの

ですが、これは高市総理のお菓子第3弾

だそうです。お茶はすばるさんの差し入れ。


中入り後の五席目は、六弦亭ざくろさん。

演目は、「禁酒関所」です。江戸落語

では「禁酒番屋」。禁酒令が出たとある

藩中で、酒好きの武士から掟破りの酒の

配達を頼まれた酒屋が智恵を絞って、

見張りの番人の目を誤魔化そうとします。


とはいえ、番人も心得たもので、いかに

偽っても、すぐに、酒だと見破られます。

そして、酒屋の小僧は、腹いせに・・・。

まもなく84歳。健康のため打ち上げでも

アルコールを控えておられるざくろさんが

見事に「水カステラ」を飲み干しました。


トリの六席目は、歩鱈小酔さん。演目は、

「崇徳院」です。出入の店の旦那から、

恋わずらいで寝込んでしまった若旦那の

恋の相手を探すよう頼まれ、百人一首の

崇徳院の上の句を頼りに、町中の人寄り

場所をさまよい巡ります。


「愛のキューピッド」役を仰せつかった

熊五郎の奮闘記ではありますが、

実は、若旦那とお嬢さんの純愛物語。

この純情な若旦那、まさに小酔さんの

イメージそのものです。


四苦八苦して精も根も尽き果てた熊五郎、

フラフラになって一軒の床屋に入り、例の

短歌の上の句を口ずさんだところ、偶然に

も相手の娘さんの方も若旦那を探している

ことが分かります。そして、お互いに引っ張

り合いになり・・・。


大盛況のうちに、お開きとなりました。バレ

太鼓とともに、スタッフの「おじか~ん

(お時間)」のかけ声がかかります。


終演後のお見送り。お客様方の満面の

笑顔。落語という芸は、お客様と一緒に

作り上げるもの。来月もこの調子で・・・


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第368回 噺の会じゅげむ定期公演

 高槻阪急スクエア 駅前寄席 vol.216

と き  令和8年2月15日(日) 午後2時開演

ところ  
高槻阪急スクエア 6階多目的ホール





JRの高槻駅と接続している高槻阪急スク

エアの6階飲食店街にある多目的ホールが

「駅前寄席」の会場です。天候は曇でした。

三寒四温の言葉どおり、寒くなったり暖かく

なったりという日々が続いてましたが、この

日は暖かかったですね。


今回もくじらいだー@さんのブログを引用

させていただいています。
(以下の青字)


会場設営の際、代表が当日の入場者数を

読んでその上で椅子を用意します。

「150ほど」この読みがドンピシャ!

さすが代表(外れることもありますが)


会場の設営後は、お客さんにお配りする

プログラムと次回の定例会のチラシを

準備します。このところ、印刷代も値上が

りしているので、1枚に2枚分を印刷して

半分に裁断する作業が増えていますが、

これで、経費は2分の1になりました。


会場の後方からみた寄席の全景です。

こげ茶色の立派な椅子が会場備え付け

のもので、ちょうど100脚あります。それ

にいろんなところから運んで、50脚追加

するとこんな感じです。


開演の1時間前(午後1時)になると、

すでにお客さんがお待ちかねですので、

大急ぎで開場しました。


前説は、寿亭司之助さん。「今日は、

私がトリなので、最後まで聴いてね」

とお願いします。

この挨拶のおかげで今日は最後まで

盛況でした!


開演時間前に満員になりましたので、

ちょっと早めですが開演です。


一席目は、高月亭すばる(たかつきてい

・すばる)さん。演目は、「湯屋番」です。

昔の銭湯の番台のことで、居候のなまけ

者の若旦那が、湯屋の番台を手伝うこと

になります。若旦那は大喜びで、よからぬ

妄想にふけるのですが・・・。


マクラで往年の銭湯ドラマ「時間ですよ」

について女性の裸もおおっぴらに・・・やはり

この落語のように「妄想」でとどめておい

た方がよろしいようで。


二席目は、六弦亭ざくろ(ろくげんてい・

ざくろ)さんです。演目は、「淀川」。

江戸落語では「後生鰻」になります。

料理屋でさばかれそうになった鰻の命を

通りがかった僧侶が助けます。このような

行為が連日続き、ある日のこと・・・。


以前、この噺ならではの「ブラックユーモ

ア」が理解できないお客様がおられたよう

で・・・そのことを思い切り気にされていた

ざくろさんは、サゲを大幅に変えました。

これはこれでしゃれてますが、「ブラック」

ではなくなってますね。


お茶子は、志熨家かりん(しのすや・

かりん)さんです。演者が交代する際に

舞台周りを整える役目ですが、上方落語

特有の存在です。江戸落語では、前座の

噺家さんが担当します。(上方でも、

お茶子が不在の場合は前座が担当)


三席目は、三流亭志まね(さんりゅうてい

・しまね)さんです。演目は、江戸落語の

「時そば」です。上方落語では「時うどん」

で演じられる古典中の古典といえますが、

そこは現代風にアレンジして、そば屋を

だまして小銭をごまかそうとします。


「好きな甘みはなんだ?」「ココナツで」

「10,11,12・・・」

「何どきだい?」がわかりにくいゆえの

工夫ですね。「『時』そば」ではなくなって

ますが・・・


中トリの四席目は、悠々亭一光(ゆう

ゆうてい・いっこう)さんです。演目は、

「喧嘩長屋」。夫婦げんかに家主や

多の住人たちが仲裁に入ろうとしますが、

どういう訳か、ますます、けんかが大きく

なってしまいます。


実はトリの「天狗裁き」とネタがついて

(かぶって)います。お互いに当日気が

ついて、一光さんがネタの運び方を若干

変えたようです。まあ、素人の会はいろ

いろあります。何にしても、大いに受けて

ました。見事な中トリ。


おかげさまをもちまして、今回も入場者

151人の大入満員となりました。コロナ禍

の入場制限が終了した後の令和4年から

20回連続(定例会では40回連続)の

大入り記録の更新になりました。まことに

有り難いことです。


ここで休憩の中入りです。

当会の定例会は、基本的には4席の後に

中入りとなり、中入り後に2席の計6席とい

う構成で定着しています。

相撲では、十両の取り組み後に中入りと

なり、その後に幕内の取り組みです。


今回も、いろいろとお菓子などの差し入れ

をいただきました。ほとんどは、楽屋で食べ

切ってしまいますが、余った分は、皆が分け

て持ち帰ります。ですから、できましたら、

日持ちがして、大量ではなく、個包装のもの

が有り難いです・・・(←わがまま!?)


中入り後の五席目は、潮吹亭くじら(しお

ふくてい・くじら)さんです。演目は、「世帯

(しょたい)念仏」。噺の最初から最後まで

木魚を叩きながら念仏を唱え続けるという

風変わりな落語になります。江戸落語では

「小言念仏」という演目になります。


念仏を唱えながらも、周りのことが気になり、

ついつい愚痴をこぼしてしまいます。リズミ

カルな念仏と小言とのギャップが滑稽です。

今時、家庭で念仏を唱える家もほとんど

ないし、ドジョウ屋もいない。でもこれだけ

受ける。落語ってありがたい・・・。


六席目のトリは、寿亭司之助(ことぶき

てい・しのすけ)さんです。演目は、「天狗

裁き」。夢の話が元で夫婦げんかになり、

それが周りの人々を巻き込んで、やがて、

奉行所の裁判沙汰にまで発展します。

そこに天狗が登場し、大団円に・・・!?


ネタがついてはいても、そこは代表。

お客様の心をつかんで離しません。

トップからトリまでずっと盛り上がって

きた今日のフィナーレ。代表ならではの

貫禄たっぷり。


確かに中トリのネタとかぶりましたが、

一光さんの演目の続編という形にして

何とかうまく切り抜けました。司之助さん

曰く「このネタで何度かトリを務めま

したが、これまでで一番受けました」

とのこと。禍転じて福となったようです。


無事にお開きとなり、メンバー全員での

お見送りです。



打ち上げは、近所の「餃子の王将」。

一光さんの奥様も参加していろんな角度

からの落語談義に花が咲いて・・・。




次回の定例会は、3月22日(日)に

高槻市立生涯学習センターで開催される

「高槻市民寄席」です。皆様方の

ご来場を心よりお待ち申し上げております。


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