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第371回 噺の会じゅげむ定期公演 

 第144回 高槻市民寄席  

と き  令和8年5月17日(日) 午後2時開演

ところ 高槻市立生涯学習センター 1階 展示ホール

共 催 高槻市立生涯学習センター/噺の会じゅげむ


この日も快晴となりました。夜は割と過ごし

やすいのですが、昼間の気温は上がって

きてます。もう、夏の酷暑に向けてばく進中

といった感じの一日でした。昨年の夏の暑さ

は半端ない暑さでしたね。


会場の生涯学習センターの掲示板にも

「高槻市民寄席」のポスターが掲示

されています。また、高槻市の広報誌の

「たかつきDAYS」にもイベントとして

掲載されています。


午前10時30分から寄席会場の設営作業

を始めます。資材倉庫から必要な椅子や

机を運び出して並べます。資材倉庫は

整理されたようで、きれいになっていました。

それに伴い、高座周りのレイアウトを変更。


会場の外の受付の設営も大事です。こちら

の会場には出入口が二つありますが、試行

錯誤の結果、今の場所で落ち着きました。

中入りや終演時には混雑緩和のために、

両方とも開放しています。


でもって、寄席の一番大事な高座の設営

状況です。移動できる低い舞台の上に机

を3脚並べてロープで固定。でないと、演

者が上がり下がりするうちに、高座がずれ

て舞台から落下しますので・・・。その後、

緋毛せんで全体をくるんで高座にします。


客席の椅子も、前後左右の間隔を整えな

がら並べていきます。以前の通路は2本

だけでしたが、これも高座の見やすさや

お客さんの移動しやすさなどを勘案し、

真ん中にも通路を増やして3本にしました。

  


高槻市民寄席の今回の高座周りの完成

形になります。前出の資材の都合により、

後方の衝立付近の段取りをリニューアル

しています。そして、この方がスッキリとし

てスマートな感じになりました。

  


当日にお客さんにお配りするプログラムに

ナンバリングで通し番号を入れ、次回の定

例会のチラシや「高槻100年落語」の

チラシを一人分ずつセットにして、スムーズ

にお配りできるようにしておきます。


プログラムの枚数は、定員の200枚分

あるので、高座の前でもセッティング作業

を行っています。

客席の向こうの方では、メンバーの誰か

が疲れて休憩中zzz。


高槻市民寄席の全景になります。

このところの定例会の集客は順調なので、

「今日の入場者は多い!」という予測を

代表がしていましたので、会場の定員数

いっぱいの200席の椅子を準備しました。


開場を待つ受付周辺のディスプレイです。

開場するまでは、どなたも会場内には

入れません。扉には、準備中の表示を

しています。


一仕事を終えて、控え室に戻り、各自が

用意している昼食を摂ります。この時に

近況報告や落語談義に花が咲きます。

食事の内容についても、和洋中にパン

とそれぞれの個性が表れています。


高座の横に掲げられたタペストリー。

「笑う門には福来たる」

まさに、落語会に打って付けですね。


このことわざは、昔の正月の遊びだった

「福笑い」が由来だとも言われています。

   


今回も午後1時前にはお客さんがお見え

になっていたので、早めに開場しました。

で、トラブル発生。当会では、住所を登録

されている方には、毎月、案内ハガキを

送付するのですが、手違いで送付できて

いないことが判明。代表は真っ青に・・・。

   


とはいえ、案内ハガキがなくても、皆さん

高槻市の広報で日程を確認してちゃーんと

来てくださってました。本当に感謝です。

今回もくじらいだー@さんのブログを引用

させていただいています。
(以下の青字)


前説は、今回出番の無い三流亭志まね

さんです。

出演者の変更及び「100年らくご」の

告知。いつもながら軽妙な前説。


大きなトラブルがありましたが、開演時間

には、客席は満員とはいかないまでも、

そこそこ席は埋まっていました。ということ

で、予定どおりに開演と相成りました。

皆さんの期待度が会場の空気に乗って

楽屋にも伝わります。


一席目は、先月はトリの潮吹亭くじらさん。

演目は、「ジンギスカン」です。漫才界の

レジェンド、夢路いとし喜味こいし師匠の

漫才を落語化したもので、ジンギスカン鍋

の作り方を説明するだけの会話なのですが、

これがそこはかとなく面白くなっています。


今回は、あえて、いとこい先生の名前は

出さず、普通の古典落語のように演じまし

た。それでも手応え充分。改めて、この

ネタを育ててくださったお客様に感謝。


席目は、南茶亭おすしさんです。演目

は「動物園」。移動動物園の目玉だった

虎が亡くなり、その毛皮で作った着ぐるみ

に人が入ってごまかすことになるのですが、

雇われた男がいい加減な奴で、大騒動に

なってしまいます。

 


最近は、持ち時間の少ない前座さんが、

いきなり紹介状を持って園長を訪ねるのが

一般的ですが、やはり、おすしさんのように

「仕事の条件付け」から入る方が噺に

深みがでるようです。


今回もお茶子は、志熨家かりんさんです。

昭和35年に発刊された花月亭九里丸師匠

の「寄席楽屋辞典」によると、当時のお茶子

さんの収入は「侮りがたい高額」などと

記載されています。当会のお茶子さんは、

無料奉仕のボランティアですが・・・。


三席目は、梅小鉢晩酌さんです。演目は、

「庭蟹(にわかに)」。代演の高座でした。

洒落の分からない旦那が、洒落上手の

番頭さんに洒落の極意を教わろうとする

のですが、どうしても、旦那には洒落と

いうものが理解できません。


当初は小学生の「浮草みはね」さんが

出られる予定でしたが、都合による代演と

なりました。急な代演にもきちんと対応

されました。今日の高座もみごと。

まさに当会の救世主。


案内ハガキの不送付というこれまでにない

トラブルはありましたが、今回も、入場者

190人の大入りとなりました。うちの会の

寄席も山あり谷あり、いろんな困難があり

ましたが、何とか高槻市に根付いてきたの

かも知れませんね。


中トリの四席目は、高月亭すばるさん。

演目は、桂文枝(前・三枝)師匠創作の

「赤とんぼ」です。童謡好きの会社の

上司が、部下を無理矢理に童謡酒場へ

連れて行って、童謡を歌って盛り上がる

のですが・・・。


マクラで、「野球拳」の起源について

語られてました。本来は純粋なお座敷遊び

だったそうな。

物事の正しい伝承の必要性・・・唱歌・童謡

についてもそうですね。すばるさんの美声も

楽しめる見事な中トリでした。


中入りの休憩です(約10分)。

ここまでで、落語が4席で約1時間です。

実質この時間は、トイレ休憩なのですが、

他のホールのイベント等と重なってしまう

と、トイレが混み合うので、そういう場合は

10分を少しオーバーすることもあります。


楽屋への差し入れの駄菓子は、志まね

さんのお土産です。当たり前田のクラッカー、

ココアシガレット、風船ガム等々、ちょっと

懐かしいお菓子ですね。

お茶は、すばるさんの差し入れ。


こちらの上品なお菓子は、一光さんの

奥様からの差し入れです。お菓子類は

すべてメンバーたちが、美味しくいただ

きました。


中入り後の五席目は、寿亭司之助さん。

演目は、「日和(ひより)ちがい」です。

用事で出掛けることになった男が、傘を

持って行くかどうか決めるために、いろ

んな人に天気を聞いてまわります。でも、

行き違いの回答ばかりで困り果てます。


小米から枝雀に変わった当時のネタ

ですね。最近ほとんど演じられることが

ないようです。そのうち「噺の会

じゅげむ」定例会でしか聴けない

貴重な噺になりそうな。


六席目のトリは、悠々亭一光さんです。

演目は、「大・大阪辞典」。東京に住む

夫婦が、夫の転勤で大阪に移住すること

になり、大阪の人になるために、大・大阪

辞典で大阪弁や大阪の習慣の猛勉強を

するのですが・・・。


今日は、中トリ・大トリとも六代文枝師の

作品となりました。で、大トリは文枝師を

敬愛する一光さんならではのネタです。

まさに「大阪人あるある」の結集とも

言うべき噺。期せずして、「観客参加型

落語」となりました。


大いに受けてましたね。東京の人にとって

大阪は未知の国といった感じが満載です。

大・大阪辞典で大阪のいろはを習得した

夫婦は、辞典の付録の問題集に挑みます。

この問題集というのが、抱腹絶倒のもの

ばかり。これで、妻は大阪へ行けるのか?


トリの一席を終えた一光さん。

落語といえども、大ネタに挑戦した後は、

結構、疲れるものです。特に、トリの一席

は精神的な重圧も・・・。そのうえ、高齢者

にとっては、足や腰などにも大きな負担が

かかっていますので大仕事です。


今回も、大盛況のうちに、お開きとなりまし

た。「バレ太鼓」とともに、スタッフがお客

さんをお見送り。この太鼓は、「はね太鼓」

または「追い出し」とも言います。太鼓の

音が「デテケ(出てけ)、デテケ、デテケ」

ですから、「追い出し」。ちょっと失礼な?


トリで出演していた演者も私服に着替え

る前に、裏を回ってお見送りに急いで

駆けつけます。
出演した直後なので、

お客さんの生の声で高座の感想を聞く

ことができるので、これが今後の励みにも

なりますね。


すべてのお客さんが会場から出られた瞬間

から大急ぎで、撤収作業を始めます。この

後の打ち上げでは、美味しいお酒が待って

ますので、残った体力を総動員して作業に

当たります。次回の定例会は、6月14日に

開催の「駅前寄席」です。よろしく願います。


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第370回 噺の会じゅげむ定期公演

 高槻阪急スクエア 駅前寄席 vol.217

と き  令和8年4月19日(日) 午後2時開演

ところ  高槻阪急スクエア 6階多目的ホール





天候は曇り。西武百貨店から阪急百貨店

に代替わりして3年目。そして、阪急百貨店

も阪急スクエアに名称が変わって馴染んで

きました。ここの6階の飲食店街の多目的

ホールが、「駅前寄席」の会場で、こちらは

当会のホームグランドとも言えます。


客席の椅子を並べ終わったところです。

備え付けの椅子がちょうど100脚あるの

ですが、それでは足りないので、他の階に

ある折りたたみ椅子を人海戦術で搬送し、

今回は、143席並べました。とはいえ、

スペース的にはこれが限界かも知れません。


高座については、基本的に会場にある

机などを活用して設営するというのが

都会のモットーなので、未だに試行錯誤

の連続です。通常の机だけでは、高さが

足りないので、いろいろと工夫をしてます。

緋毛せん、見台、看板などは自前です。


そして、毎回の悩みの種がマイクの設置方法。

以前はちょうどいいマイクスタンドがあったの

で楽だったのですが、現在は、毎回、違った

小道具を試行中です。今回は、ロール紙の芯

を活用してみましたが、今ひとつ不安定。次回

はまた別の方法を考えたいと思います。


とりあえず、高座と高座周りの設営が終了

しました。この「駅前寄席」の発足当時は、

清酒のプラスチックケースをひっくり返して

2段積みにし、それに板を乗せて緋毛せん

を被せて高座を作ってました。ずいぶんと

進歩したものです。


設営作業が終われば、お客さんにお配り

する当日のプログラムや次回のチラシなど

を一組ずつ重ねていく作業を手分けして

行います。これも、結構、手間のかかる

仕事なのですが、開場後の受付での混雑

緩和のためになくてはならない作業です。


すべての準備が終わった寄席会場の全景

です。前の方の椅子が備え付けの高級感

のある椅子で、後方は木や折りたたみの

椅子です。設営の時間は、約2時間。長年

やっていますが、この所用時間というのは、

なかなか短縮できないものです。


今回は、開場予定時間の午後1時よりも、

ずいぶんと早い時間にお客さんの行列が

できてしまいましたので、開場時間を早め

にさせていただきました。でないと、隣の

うどん屋の「杵屋」さんにご迷惑がかかって

しまいますので・・・。


前説は、寿亭司之助さんです。

(基本的には、出番が無いメンバーが

前説を担当します)次回の定例会の

「高槻市民寄席」と今年から開催される

ことになった「高槻100年らくご」の

告知を行いました。


その「高槻100年らくご」のチラシ(左)

です。さすがに、プロの落語会のものは、

カラーでよくできています。うちの会の

「高槻市民寄席」の一色刷のチラシ(右)

と見比べると一目瞭然!? うちもこんな

チラシを作ってみたいものです。


その間も、続々とお客さんがご来場に

なります。うちの会では、住所を登録して

いただいた方には、毎回、ご案内をハガ

キでお知らせしているのですが、その

回収率は平均で50パーセントくらいに

なります。ハガキの力も大きいですね。


客席が満員になったので、少し早めに

開演させていただきました。このところ、

客席が埋まってしまうのが本当に早い

ので、早め開演が常態化しつつあります。

今回もくじらいだー@さんのブログを引用

させていただいています。
(以下の青字)


一席目は、歩鱈小酔(ほたら・こよう)

さん。演目は、「たけのこ」です。

小品ながらよくできた落語で、下級の武士

の生活がよく表れています。難しい侍言葉

が出てくるので、プロでは、前座さんなどの

修行で演じられる噺です。


私も、かつてこのネタを繰り返しかけて

いました。そうです。小酔さんがまだ20代

のころですね。今や当会の看板。この

ような小品にも味わいが。


二席目は、梅小鉢晩酌(うめこばち・

ばんしゃく)さん。演目は、「書割(かき

わり)盗人」です。壁に描いた絵の家財

道具を盗もうとする泥棒と、それを阻止

しようとする住人のちょっと不思議な戦い。

晩酌ワールド全開の高座でした。


当会では若手ながら、すでに自らの

落語の世界観を持っています。

10分にきれいにまとめて、それでいて

味わい深いものがあります。


三席目は、三流亭志まね(さんりゅうてい

・しまね)さんです。演目は、「つぼ算」。

台所に置く水壺を瀬戸物屋に買いに行くの

ですが、知恵のある友人に手伝ってもらい、

店の者を煙に巻き、安く水壺を買おうとしま

す。聴いているこちらもだまされそうな・・・。


私も、ずっと前に取り組んだネタ。古典落語

には珍しい数字のトリックを扱っています。

志まねさんは江戸落語。上方と筋立ては

変わらないのですが、随分雰囲気が違う

ものですね。


公演中の楽屋風景です。こちらの空間は

寄席特有の一種独特な雰囲気があります。

出番前の者は緊張感がありますし、出番

が終わった者は、開放感に浸っています。

そして、元々出番がない者は気楽に過ご

しています。


この日のお茶子は、志熨家かりん(しの

すや・かりん)さんが一人で務めました。

高座周りを整える「お茶子」という存在は、

江戸時代、道頓堀の歌舞伎の芝居茶屋で

働く女性が語源で、「お茶屋の子」が

「お茶子」になったそうです。


四席目の中トリは、洋酒家巧駆(ようしゅ

や・こーく)さん。演目は、「阿弥陀池」です。

新聞を読んでいなかったために、ウソの事

件で驚かされた男が、今度は他人を驚かせ

てやろうと、聞き覚えた話を同じように吹聴

するのですが、それが大騒動に発展します。


健康上その他の事情が重なって、実に

1年半ぶりの高座となりました。かつての

「落語青年」も50歳。でも、この人なら

ではのはんなりした味はそのまま。

やはり、当会になくてはならない人です。

おかげさまをもちまして、今回も入場者

145人の大入満員になりました。準備

した椅子の数もちょうどよかった感じです。

「駅前寄席」では、コロナ禍が終わって

から21回連続の大入りとなりました。

定例会では35回連続の大入りです。


ここで、10分間の中入り休憩です。

現在の当会の定例会は、基本的に6席

あるので、4席終われば中入りとなり、

中入り後に2席という形に定着しました。

昔は、演者も番組数が少なかったので、

中入りはありませんでしたね。


楽屋に差し入れられたお菓子もバラエティ

にとんだものがズラッと並んでいます。この

差し入れという言葉、元は、明治時代の

監獄で使われていたものが、花柳界に

移ってご馳走をいただくことになり、それが

寄席などでも使われるようになりました。


中入り後の五席目は、南茶亭おすし(なん

ちゃってい・おすし)さんです。演目は、「宿

屋ばばあ」。おどろおどろしいタイトルです

が、笑福亭福笑師匠の創作落語で、宿屋

を一人で切り盛りしている女将の物語に

なってます。さて、その女将の正体とは?


ダジャレがマシンガンのごとく放たれる・・・

おすしさんの独擅場ともいえますが、じつは

「村おこし」というテーマが隠れてます。

さすがはビジネス講師。


六席目のトリは、潮吹亭くじら(しおふく

てい・くじら)さんです。演目は、相撲の

噺の「花筏(はないかだ)」。看板力士の

大関・花筏が病気で地方巡業に行けな

くなったので、顔かたちがそっくりな提灯

屋の徳さんが身代わりになることに。


自分なりに準備をして臨みました。

ネタに力があるので、ネタが演者を

引っ張っててくれるようです。この噺

ならではのドラマチックな展開が

どうやら伝わったようですな・・・。


ニセの花筏関の徳さん、相撲は取らない

という約束でしたが、調子に乗ってやりた

い放題。身から出たサビで、千秋楽では

地元の強豪・千鳥ヶ浜と取り組むハメに

なってしまいます。力のこもった呼び出し

のシーンでは、客席から拍手が・・・。


ということで、今回の「駅前寄席」も

無事にお開きとなりました。出演者と

スタッフが総出でお客さんをお見送り

します。次回の定例会は、5月17日

開催の「高槻市民寄席」です。皆様方の

ご来場をお待ち申し上げております。


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