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第373回 噺の会じゅげむ定期公演 

 第145回 高槻市民寄席  

と き  令和8年7月19日(日) 午後2時開演

ところ 高槻市立生涯学習センター 1階 展示ホール

共 催 高槻市立生涯学習センター/噺の会じゅげむ


今年も半端なく暑くなってきました。この日

は、朝は曇ってましたので、まだマシだった

のですが、やがて、晴れ模様となり、夏の

暑さを実感することに。こんな日は、屋内の

涼しい所で寄席を楽しむのが一番です!!


会場の生涯学習センターの掲示板にも

「高槻市民寄席」のポスターが掲示

されています。こちらの会場に移転して

23年。高槻市のイベントに定着しました。

(高槻市民以外でも入場できます!!)


午前10時30分から会場の設営作業開始。

高座の設営、客席の設営等々で人手が

いくらあっても足りない、ホント、猫の手も

借りたい状況です。メンバーの高齢化の

問題も含め、当面の課題ですね。


会場の設営がほぼ終わりました。見事です。

ここ最近の入場者数は絶好調なので、今回

の客席は余裕を持って、196脚準備させて

いただきました。これだけあれば、「まずは

大丈夫!」と思っていましたが・・・。


高槻市民寄席の高座です。試行錯誤の

結果、このような形に落ち着いています。

今回は、高座の上部に座布団を敷き詰め

てソフトな感じにしてみましたが、今イチ

見栄えがよくないので、次回は却下です。


会場設営が終われば、お客さんに配布

するプログラムやチラシの組み込み作業

が始まります。今回は、全部で4種類の

印刷物を組み合わせてワンセットにして

いきます。

  


この作業は会場の定員の200人分ある

ので、高座の前の客席付近でも、手分け

して作業をしないと間に合いません。

というか、スタッフの取り分もあるので、

200枚だけでは、足りなくなってきました。

  


今回の配布物4種。プログラムの「市民

寄席かわらばん」と来月の「駅前寄席」の

チラシと「街角のシャンソン(ざくろさん

がギター弾き語りで出演)」のチラシと

「桂吉弥落語会」のチラシです。


今日のトリのざくろさんが出囃子担当の

くじらさんと今日の演目のハメの打合せ

を行っていました.うちの会は、お囃子に

カセットテープを使っているので、ハメは

事前に確認しておく必要があります。


すべての作業が終われば、控え室で

それぞれが持参した昼食を摂ります。

みんなが顔を合わすのは、月に1回の

定例会だけですので、近況報告や

落語談義に花が咲きます。


今回も早くからお客さんが来られて、会場

前のロビーでお待ちでしたので、開演の

1時間前には開場させていただきました。

今回もくじらいだー@さんのブログを引用

させていただいています。
(以下の青字)


前説は、寿亭司之助さんです。
告知として、

「9月26日 桂吉弥落語会」。当会と

同じ会場。最近プロの会からの協力要請

が相次いでます。確かに、お客様の熱気

は決してプロにも負けていない!


開演時間の前には、客席がほぼ満員に

なりましたので、定刻より早めに開演させ

ていただきました。本当に満員になると、

お客さんの「笑わうでっ!!」といった

熱気が楽屋まで届いてくるようです。

   


一席目は、三流亭志まねさんです。演目は、

「平林(ひらばやし)」。字の読めない小僧

さんが、手紙を届ける途中で行先を忘れて

しまい、道行く人に手紙の宛先を読んでも

らうのですが、皆、知ったかぶりをして・・・。

   


志まねさんは江戸落語。「平林」は

江戸・上方とも小僧さん(上方では丁稚)

が本来の訪問先「平林さん」に出会うので

すが・・・。よく似た展開ながらやはり聴い

た印象が違いますね。



二席目は、潮吹亭くじらさんです。演目は、

「蛇含草(じゃがんそう)」。行きがかり上、

大量の餅を食べることになった男が、大蛇

の消化薬と思っていた「蛇含草」という草

を食べると、とんでもないことに・・・。


この噺、江戸落語では、同じ展開ですが、

餅が蕎麦になって、「そば清」になります。


いかにも「夏」というネタです。私個人として

は納得のいかない高座でしたが、このネタ

の「暑苦しさ」だけは伝わったと思います。


お茶子は、志熨家かりんさんです。座布団

を返したり、名ビラをめくったりと、江戸落語

では前座の人の仕事ですが、上方落語では

こういった世話をお茶子として女性が務める

のが伝統になっています。


三席目は、歩鱈小酔さんです。演目は、

「寄合酒」。若い連中が、酒や肴を持ち

寄ってきて宴会をすることになるのです

が、とんでもない大騒動に・・・。この噺

から「田楽喰い」という落語に続きます。


それぞれの食材の手に入れ方が何とも

えげつない。ある意味犯罪かも・・・そこを

マイルドに演じてしまう。まさに「小酔マ

ジック」。ここからはずっと大受けの高座

が続きます。

 


おかげさまをもちまして、今回の高槻市民

寄席は、何と、定員超えの入場者202人

の大入満員となりました。お暑い中をわざ

わざお越しいただき、まことに有り難く御礼

申し上げます。


四席目の中トリは、寿亭司之助さんです。

演目は、「宿がえ」。昔の庶民の引っ越し

を実況中継するような噺です。夫婦喧嘩

をしながらでも、何とか荷造りを終え、次の

家では隣家に釘を打ち込んでしまいます。


司之助代表が落語にのめり込んだきっかけ

のネタ。まさに「司之助落語」の原点。

その「原点」に忠実に演じ上げました。小米

時代の枝雀師。「爆笑王」と呼ばれる前の

高座ですが、充分爆笑ネタになっています。


中入りの休憩です。寄席では、中トリの演者

の高座が終わった瞬間に、楽屋の方から

「おなか~い~り~」と大きな声を掛ける

ことになっています。そして、休憩時間が終わ

る頃に、シャギリというお囃子を入れます。


毎度のことですが、今回も、お客さんやら

メンバーやらから、たくさんの飲み物やら

お菓子などの差し入れをいただきました。

本当に有り難いですね。そして、この日は、

いつも以上に甘いものがズラリと・・・。


個包装のものばかりですので、食べきれ

ない分は、皆で分けて持ち帰ります。

今回のプログラム掲載している歩鱈小酔

さんのコラム「ちょっと小酔」は、こちら

ご覧ください。


中入り後の五席目は、高月亭すばるさん。

演目は、「仁義なき校争」です。先生の

言うことを聞かない生徒に対して、先生たち

は、ヤクザを見習って、強面に授業を行う

ことにするのですが・・・。


こちらはすばるさんの原点「花王名人劇

場時代の三枝(現・六代文枝師)落語」

無茶者の代表が「横山やすし」だった

時代。古典落語とはひと味もふた味も違う

世界観に会場は爆笑の連続です。


六席目になるトリは、六弦亭ざくろさん。

演目は、「涙をこらえてカラオケを」です。

カラオケ好きだった故人の葬儀は、焼香の

替わりに、参列者が皆でカラオケを歌う

「カラオケ葬」を執り行うことになります。


このネタの初演は「2013年8月・阿遊亭

弘遊追善公演」。もう13年前になるんで

すね。13年経って、このネタの登場人物の

年齢層に近づいてきたざくろさん。それでも

ラストの「乾杯」ではもはや「ざくろリサイ

タル」。


まだまだ、ざくろさんには長生きしてもらわ

ねば!


昔はレコード歌手だった(ホント)という、

ノドが自慢のざくろさんの本領発揮の高座

になりました。客席はバカ受けです。


この日の寄席も、無事に予定どおりの

時間にお開きとなりました。会場の出口

で、メンバー全員でお客さんのお見送り

をします。今回の公演も大成功!! 

お客さんの笑顔が物語っています。


トリのざくろさんも、大急ぎで高座から

お見送りに加わります。当会最年長の

ざくろさんですが、ファンの方も多く、

声を掛けていただくお客さんに、それ

ぞれ丁寧に御礼の言葉を返します。


お客さんがすべて退出された時点で、

直ちに撤収作業に移ります。手早く

資材をまとめて、倉庫へ運び込まね

ばなりません。設営よりも早く終わり

ますが、その分、体力も消耗します・・・。


撤収作業が終われば、終演後のお楽し

みの打ち上げで、近くの居酒屋さんへ。

というわけで、打ち上げも大いに盛り上がり

まして、文字通り「落語談義」に花が咲き

ました。


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第372回 噺の会じゅげむ定期公演

 高槻阪急スクエア 駅前寄席 vol.218

と き  令和8年6月14日(日) 午後2時開演

ところ  高槻阪急スクエア 6階多目的ホール





天候は一日曇り模様でした。この時期は

近畿地方も梅雨入りです。この日はどん

よりとしており、屋外は蒸し暑くなってい

ました。そんな時こそ、冷房の効いた屋内

で楽しめる寄席が体にはいいのです。


いつもどおり、朝からホール内の椅子や

机を移動させて、寄席会場を設営します。

このところ、お客さんの入りも盛況なので、

ちょっと離れた部屋にある折りたたみ椅子

を人海戦術で運び入れたりしています。


同時進行の高座の設営もきれいに仕上

がっています。毎度毎度、苦労をしている

マイクについては、試行錯誤の結果、いつ

もと違った形で設置しています。これまで

と比べると、ずいぶんスッキリとしました。


完成した寄席の全景です。会場備え付け

の椅子は100席しかないので、あちらこち

らからいろんな椅子を寄せ集めて145席で

す。今回はゲスト出演もあるので、予想は、

「160人くらい来られるかも・・・」でした。


会場設営の後は、これも恒例になっている

お客さんにお配りするプログラムとチラシの

組み込み作業に入ります。何人かで手分け

してやるのですが、これが意外とそこそこの

時間を要します。


開演の1時間前には大勢のお客さんが

お待ちになっていたので、早めに開場さ

せていただきました。(どういう訳か、

回を重ねるごとに開場時間が早まって

きているようです)


前説は、出番の無い寿亭司之助さんです。

最近世間を騒がせている熊の出没と熊に

出くわした時の対策!? のご説明・・・。

そして、翌月の定例会「高槻市民寄席」と

プロの会「高槻100年らくご」のご案内。


その間も続々とお客さんがご来場になり、

受付は大忙しの時間帯でもあります。逆に、

以前の開場時間の開演30分前になると、

来場される方の波が収まり、受付業務も

一段落するという不思議な状況です。


ということで、開演時間より早くに客席も

埋まってきていたので、5分ほど早めに

なりますが、開演とさせていただきました。

今回もくじらいだー@さんのブログを引用

させていただいています。
(以下の青字)


一席目は、悠々亭一光さんです。演目は、

「町内の若い衆」。兄貴分の奥さんの上品

な受け答えに感心した男、自分の女房にも

真似をさせようとしますが・・・。クスッと笑え

る艶笑落語になっています。


当会の暗黙のルール・トリを取った翌月は

トップにまわる・・・実はトップは意外に

難しいポジションで、客席の雰囲気を温め

ねばならない・・・一光さん見事なトップ。

こういう「夫婦もの」の噺が似合いますね。


二席目は、六弦亭ざくろさんです。演目は、

「ろくろ首」。主人公の男のお見合いの

相手の娘さんは、夜になると首が伸びる

ろくろ首に変身します。それを承知で結婚

しますが、夜になると恐怖心が強くなり・・・。


決して「怪談」ではないのですが、

ざくろさんが語ると、なんとなく怪しい

雰囲気が・・・いや、ざくろさんなら

相手の首が伸びでも怖がらずに

そのまま養子におさまりそう。


今回のお茶子は、志熨家かりんさんが

ひとりで務めます。

今日は「新玄流釈台」を運んだり、

新玄さんの高座への登り降りをエスコート

したりと大忙しです。


三席目は、ゲストの講談の太閤堂新玄さ

んです。演目は「若き日の藤堂高虎」。

藤堂高虎が若かりし頃、宿屋で餅をただ食い

してしまった時の亭主の心づかいから

一念発起して一国一城の主にまでなります。


「出世の白餅」のアレンジですが。

じつは「白餅」は「城持ち」とかかって

るんですね。なるほど、講談を聴くと

ためになる」とはよく言ったものです。

今回も「新玄流釈台」からお送りします。


おかげさまをもちまして、今回の「駅前

寄席」も、入場者164人という立ち見が

出るくらいの大入満員となりました。

蒸し暑い中をわざわざご来場いただき、

まことにありがとうございました。


中トリの四席目は、歩鱈小酔さん。演目は、

創作落語の「読書の時間」です。父親が

自分の本(龍馬がゆく)の行方がわから

なくなり探していると、息子が学校の読書の

時間に持って行ったことがわかり大慌て。


「六代文枝作品」のすごいところは、作者

以外の噺家が演じていつの間にかその

演者の十八番になってしまうところ。この

「読書の時間」もすっかり「小酔落語」に

なっています。大人になっても読書は大切。

たとえそれが「未亡人日記」であっても・・・


中入りの休憩です。

落語豆知識・・・「落語」は、昔「軽口」と

言われてましたが、噺にオチが付くので、

「おとしばなし」と呼ばれるようになり、

それを音読して「らくご」になったそうです。


楽屋の方には、色とりどりの差し入れの

お菓子が並んでました。ゲストの新玄さん

からは、地元高槻のキャラのハニタンの

饅頭。そして、メンバーの小酔さんからは

東京のSuicaペンギンのクッキーです。


中入り後の五席目は、梅小鉢晩酌さん。

演目は、「初音の鼓」です。不思議な

鼓を巡る噺です。
実は晩酌さん、会の日程

を勘違いしてました。来週の日曜に向けて

ネタの準備をしていたら・・・

自信なさげな事を言ってましたがいざ本番と

なるといつもの堂々とした「晩酌ワールド」

でした。そんな「天然」と「才女」とが同居し

たところが、メンバーからもお客様からも

愛される理由でしょうな。


トリの六席目は、三流亭志まねさんです。

演目は、江戸落語の「酢豆腐(すどうふ)」。

上方落語の「ちりとてちん」と同じような

展開ですが、シチュエーションが、若干、

違っているようです。


思い出しました。この噺の前半を独立させて

「覚弥の香々」というタイトルで演じた人が

いましたな・・・。なるほど、上方の「ちりと

てちん」よりも内容が濃い噺。さすがは

志まねさん。文句なしの大トリです。


若い連中が酒を飲もうと集まり、それぞれ

酒の肴を段取りするうちに、腐った豆腐を

見つけて、日頃、キザで皆から嫌がられて

いる若旦那に、これを珍味だと偽って、

無理に食べさせようとします。


予定時間には無事にお開きとなり、出演者

とスタッフが総出でお見送りします。2時間

の寄席ですが、落語の笑いで暖まった空間

の雰囲気は、実に、気持ちがいいものです。

また、次回もご贔屓の程、よろしく願います。


寄席会場の撤収作業で汗を流した後は、

お楽しみの打ち上げの宴会です。寄席の

後の落語談義は、落語愛好家にはたまり

ませんな。 プログラム掲載のくじらさんの

コラムについてはこちらをご覧ください。


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